9月30日(日)
9月最終日、最後の日曜は、台風24号で日本列島ほぼ全域で雨。
そんな中、シャンユエ出演の芝居を観に、北千住まで行きました。
電車が止まるんじゃないか、傘をさしていてもびしょ濡れになるんじゃないかと、いろいろ備えて出掛けたわりには、行く道は平穏でした。
嵐の前の静けさ?
劇場が駅から遠いので、携帯片手に探しながら行きましたが、金木犀のいい香りが、まるで道を教えてくれているかのようでした。
観に行ったのは、
LIVE RALLY 公演
「弱法師 -Experience of the end」
三島由紀夫の「近代能楽集」より。
「弱法師」は、「よろぼし」と読みます。
三島由紀夫の原作の言葉を使っているからか、言葉が美しかった。
近くの席の若い人たちが、「昔の言葉で分かりづらかった」と言っていたので驚きました。
わたしがこどもの頃や、学生時代の頃も、品の良い方や、ちょっとよそゆき言葉として、周囲の大人たちは普通に使っていた言葉なので、わざと崩したり短縮したりするネット言葉漬けの若者には、生きて使われていた美しい日本語が、もはや古語、死語に感じられているとは。
昭和は遠くなりにけり。
平成ももう終わってしまうんですものね。
以前、向田邦子さんの小説をドラマ化してテレビでやっていた時、大正から昭和初期の、家族同士でも丁寧に話す、気取った感じの言葉を美しいと思いましたが、今回の「弱法師」で使われている言葉も、決して特別ではない言葉なのに、お客様も昔の言葉で分かりづらかった、と言っていたし、演じていたシャンユエも、三島由紀夫の言葉は独特だから難しかった、と言っていました。
私たちがこどもの時は、おままごとでこどもたちも親の真似をして使っていた、気取った言葉、私が美しいと感じる言葉は、こうやって失われていくんだなあ。
テレビCMで見た、「ありよりのあり」には驚きました。有り、寄りの、有り。つまり、もっとも肯定していることらしく、昔の、チョベリグー、バッチグー、と似ているらしい。
芝居の帰りには、かなりの大雨となり、電車が間引きや、止まってしまう前にと急いで帰りました。
帰ってからは籠ってました。
テレビで次々ニュース速報形式で気象情報が発表され、夜は外のゴーゴーいう音で眠れませんでした。
9月最終日、最後の日曜は、台風24号で日本列島ほぼ全域で雨。
そんな中、シャンユエ出演の芝居を観に、北千住まで行きました。
電車が止まるんじゃないか、傘をさしていてもびしょ濡れになるんじゃないかと、いろいろ備えて出掛けたわりには、行く道は平穏でした。
嵐の前の静けさ?
劇場が駅から遠いので、携帯片手に探しながら行きましたが、金木犀のいい香りが、まるで道を教えてくれているかのようでした。
観に行ったのは、
LIVE RALLY 公演
「弱法師 -Experience of the end」
三島由紀夫の「近代能楽集」より。
「弱法師」は、「よろぼし」と読みます。
三島由紀夫の原作の言葉を使っているからか、言葉が美しかった。
近くの席の若い人たちが、「昔の言葉で分かりづらかった」と言っていたので驚きました。
わたしがこどもの頃や、学生時代の頃も、品の良い方や、ちょっとよそゆき言葉として、周囲の大人たちは普通に使っていた言葉なので、わざと崩したり短縮したりするネット言葉漬けの若者には、生きて使われていた美しい日本語が、もはや古語、死語に感じられているとは。
昭和は遠くなりにけり。
平成ももう終わってしまうんですものね。
以前、向田邦子さんの小説をドラマ化してテレビでやっていた時、大正から昭和初期の、家族同士でも丁寧に話す、気取った感じの言葉を美しいと思いましたが、今回の「弱法師」で使われている言葉も、決して特別ではない言葉なのに、お客様も昔の言葉で分かりづらかった、と言っていたし、演じていたシャンユエも、三島由紀夫の言葉は独特だから難しかった、と言っていました。
私たちがこどもの時は、おままごとでこどもたちも親の真似をして使っていた、気取った言葉、私が美しいと感じる言葉は、こうやって失われていくんだなあ。
テレビCMで見た、「ありよりのあり」には驚きました。有り、寄りの、有り。つまり、もっとも肯定していることらしく、昔の、チョベリグー、バッチグー、と似ているらしい。
芝居の帰りには、かなりの大雨となり、電車が間引きや、止まってしまう前にと急いで帰りました。
帰ってからは籠ってました。
テレビで次々ニュース速報形式で気象情報が発表され、夜は外のゴーゴーいう音で眠れませんでした。