2016年02月

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2月29日(月)閏の日



店終ひすべて荷を出し余寒の夜



ついにこの日が来てしまいました。

魚屋からデパ地下に出店していたのですが、売り上げ成績が伸びず、ついに本日をもって撤退となってしまいました。

開店当時は安いのに手の込んだお総菜が並んでいてよく売れたのですが、どこで誰が作るか、が二転三転して、お総菜が激減してしまい、売り上げが伸びなくなりました。

Fさんが朝から通しで入ってくれて、私は午後から合流でしたが、少し早めに入りました。

まずFさんに休憩をとってもらい、Fさんが戻ってからも私が表で売っていて、Fさんが裏の片付けをしてくれました。

同じフロアで働く人たちは今日が最後と知っていてお総菜やお弁当を買いに来てくれたので、わりと早めに数が減っていました。

本部の方針で、閉店ですという張り紙もせず、特売もせず、今日もいつもと同じに淡々と売りました。

干物だけは16時から半額にしました。

また、よく来てくださっていたお客様には、閉店の挨拶とお礼を言いました。

なんだかこんなに淡々と時間が過ぎていって、終わってしまうのかと思うとセンチメンタルな気持ちにもなってきましたが、とにかく明るく売り声を上げていました。

今日の喉の調子は絶好調!

早めに売り切り、あとはシラスと海苔と上粉だけ並べて、(仮)でお金も締めました。

そして、粛々と閉店時間を迎え、レジを閉めて、入金作業へ。

釣り銭を万札で返却する、レジや鍵なども返却するのですが、レジは重いので、男手が来てから運んでもらいました。

張り物を剥がしたり、大漁旗を外したり。

私は絵手紙によく、波とお日様の大漁旗を描いていましたが、今日よくよく見たら、波の向こうには富士山もあるし、手前に大きな鯛が跳ねていました。でも今日もいつもと同じく、波とお日様の大漁旗を描きました。

三人男手が助っ人に来てくれて、40分ぐらいですべての作業は終了しました。

閉店間際に周囲のお店の人たちが、たくさん食べるものをくださいました。

ありがたいことです。

夕飯も明日の朝食もこれでOKだし、さらにたくさん余るので、帰って母と兄にもお裾分けしました。

遅い夕食を食べて落ち着いたら、なんだか寂しい気分になりました。

明日はファーストデイだから、仕事帰りに映画でも見ようかな。

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2月28日(日)



雨水過ぎ母校の煉瓦柔らかく



今日は当初デパ地下の仕事が入っていたのですが、私が4日連続デパ地下というスケジュールを見て、Yさんが代わってくれて、本日私はオフになったので、「愛國狂想曲」仲間のAさんの芝居を観に行きました。

ダブルキャストで、私が唯一観に行けた本日の千秋楽は、残念ながらAさんはメインではなかったのですが、今日のメインの方の長ぜりを聞きながら、これを昨日はAさんが喋ってたんだな、と頭の中で置き換えて見ていました。

今日は岸田國士脚本もの二本で、「しゅう雨/命を弄ぶ男ふたり」

しゅう雨は漢字変換出来ませんでした。

演劇を勉強する人が見るように言われる成瀬巳喜男監督の映画が「しゅう雨」ですが、レンタルにないし、買おうかと思ってもセット販売で高いのです。

というわけで、「しゅう雨」は初めて見ました。

「命を弄ぶ男ふたり」はミキミキさん演ずるものを二回見ました。

会場が母校のすぐ近くなので、ちょっと覗いてから帰りました。

お昼を食べ損ねていたので、東武デパートへ行ったら、改装中で、2/26に46店が新開店したそうで、レストラン街にいったら花束が並んでいて、百合かなあ、臭い。

12階の「うまや」という店に入りました。三代目市川猿之助のディレクションによる店だそうで、市川猿之助の楽屋めしがとても気になりましたが、炙り牛タンとろろ定食を食べました。幸せな美味しさでしたが、味噌汁が仙台味噌ではないのが残念でした。

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2月27日(土)



垣根から顔出し見送る沈丁花



今日は朝から14時過ぎまで魚屋、15時からラストまでデパ地下の仕事と、1日忙しい日でした。

今日の絵手紙に書いた俳句は、突っ込みどころ満載の、私の得意な?おこさまランチ的俳句(言いたいことを全部盛っている)になってしまいました。



春まだきひねもす八面六臂かな



まずは「春まだき」

この言葉は「朝まだき」からインスパイアされた造語だそうです。

朝まだきは、未だ朝の明けきらない夜明け。早朝。

春まだきは、使われている例を見ると、立春過ぎてなお寒い2月に使われているようです。

「ひねもす」は終日。

与謝蕪村の「春の海ひねもすのたりのたりかな」が有名です。

「八面六臂」の意味…

面は顔。臂は肘、または腕。

三つの顔と六本の腕を持つ阿修羅のような仏像を三面六臂と言い、多方面で活躍することや、一人でたくさんの仕事をこなすことを言うようになりました。

三面六臂が八面六臂になったのは、八面がすべての方向を見渡すことから。

だそうです。

とにかく忙しい日でした。

絵に描いた八人の私を解説すると、左上から右へ、二段目三段目も左から右へという順番で書きます。

・鮮魚と氷水の入った重い発泡スチロール箱を運ぶ
・茹でたたこをラップして重さを計って値札を貼る
・魚がたくさん入った発泡スチロール箱を台車で運ぶ
・刺身盛り合わせの内容をシールに聞き書きして貼る。(スズキ、ヒラメ、クロダイ、マダイ、ボラ、タチウオ、トラギス、ホラ貝、カサゴなど)
・丼用の漬物セット作成
・丼物を天板に載せて運ぶ。
・鯵の干物を三尾ずつ真空パックする。
・デパ地下で、チンゲン菜のおひたしを100グラムずつ計ってパック詰めする。


ここに書いた以外の仕事もたくさんありました。

魚屋の上がり時間が延びてしまい、移動時間もあるのでお昼を食べ損ないそうでしたが、ビッグS氏が太巻き寿司の端っこや余りを五切れパックしてくれて渡してくれたので、買う時間もお金も節約でランチにありつけました。

時間短縮のため、わさびも醤油も使いませんでしたが、二切れはなめろうなので味がついていたし、海鮮太巻きも寿司飯の味や素材の味だけで十分美味しく食べました。

デパ地下仕事、二時間ぐらいした頃、疲れがどっと出てきました。まだ舞台の疲れがとれていない。

夜は21時頃寝てしまいました。

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2月26日(金)



店内は春服並ぶ寒戻り



朝からデパ地下の仕事。

朝の仕事の段取りもマスターしたところで、デパ地下は2月29日で撤退だから、もうおしまい。

あと二回デパ地下に入りますが、二回とも遅番です。

いつも感じるのですが、誰かが買っているとみんな足を止めて行列が出来るから、売れるときと売れないときが断続的。

午後一時半頃になるとパタリと客足が落ち、その頃から眠気との戦いです。

あえて大声を張り上げ続けますが、間違えないように気を遣う。

同じことしか言えない。

気を遣っても眠気はとれない。

遅番の人が来るのが交代時間ギリギリで、伝達事項など話しているうちに時間過ぎたので、15分延長してから上がりました。

まだ公演の疲れが残っていて、遠回りの散歩コースでJRの駅まで歩くのがちょっとしんどかった。

途中、ダイエーに寄って財布を買いました。

前回デパ地下に入った日の帰り、ペットボトルの蓋がちゃんと閉まってなくて、バッグ内水浸し事件を起こし、財布が未だに乾かなくて、外見はそこまで汚ならしくはないけれど、内側がもうかなり汚いので、これを機に買い換えることにしました。

写真の上側ピンクが新しい財布。下が今まで使っていた財布。

夜、BS-TBSで越路吹雪の番組をやっていて、歌をたっぷり見て聞いて、出来ました。

母は越路吹雪のファンで、昔一度だけ母と越路吹雪の公演を日生劇場に観に行ったことがあります。

チケットはなかなか取れなかったのですが、友人のお父様が浅利慶太氏と親交があり、チケットをとってくださったのです。

越路吹雪の熱唱を見ながら、ふと母の顔を見たら、もうにこにこ顔で、この番組を見つけてチャンネルを合わせただけなのに、ささやかな親孝行した気分になりました。

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2月25日(木)



春浅し二の鳥居から最敬礼



出勤の時、眼鏡がマスクで曇り、私だけ霧がかかった世界の中を歩いて職場に行ったら、更衣室で会った皆さんは「小雪が舞っていた」と言っていました。

眼鏡の霧に2月の雪ははかなく溶けて消えました。

デパ地下メンバーのIさんが、デパ地下は2月末撤退のため、3月から魚屋にスライドしてくるのですが、一回様子を見たいから、と今日、見学に来ました。

干物の真空パックなど、ただ働きで手伝ってくれて、寒さ対策してなかったため冷えてきたらしく、途中で帰りました。

夕方からダンスレッスン。

私は久々にダンスに行きました。

じっくりストレッチして、ヒップホップでは3週間ぐらい前から始まった振り付けを2×8を左右(合計4×8)やりました。

ジャズは骨盤を立てて体を引き上げてバランスをとる基礎訓練をやりました。

特にエジプシャンが難しかった。

今まで夜はミュージカルの稽古があったので、NHK木曜時代劇「ちかえもん」はリアルタイムには見られず、いつも火曜の再放送を見てきましたが、今夜初めて木曜夜にリアルタイムに見ることが出来ました。

恒例のちかえもんの歌は、ダークダックス風「母さんの歌」と、「よこはま・たそがれ」の二本立ての上、「母さんの歌」は違う歌詞で二回歌われました。

たっぷり、ありがとう!

今日はやっとミュージカルの振り返りの絵を二枚描けました。

私のお客様は概ね面白かった、ダンスが素晴らしかった、芝居も面白かった、という感想でしたが、そうではないかなという杞憂が当たり、母は「何で今さらあんなものを。戦争ものは見たくない」という感想でした。

バナナを実際に食べながら台詞をしゃべったおばあちゃんは好評でした。

みんなおばあちゃんのことばかりほめてくれますが、次女はインタビューが面白かったと言ってました。

長女は、

「他の皆さんには申し訳ないけど、お母さんが一番ダンスがうまかった」

と言ってくれました。

先生が違うと振り付けがなかなか覚えられなかったり、先生が求めることがすぐには飲み込めず、先生の振り付けに慣れているプロの方たちに教えてもらって分かったりと、稽古中、自分はこんなにダンスが出来なかったのかと落ち込んだりもしましたが、実は10年前も落ち込んでいたら、見に来てくださったK先生に、

「あなたが一番うまかった」

と言われ、寧ろ先生の思い違いでは?と思いましたが、でも鏡のある稽古場では、なかなか私はきれいに踊るなあ、と思ってましたから、振り付け中苦労した分、舞台で花開いたのかなあ。

絵手紙2は芝居シーンで、「救援物資」のおばあちゃんと「インタビュー」。

絵手紙3はダンスシーン。

上はオープニングから。

左はエンディング。

右はSong2「戦いが始まる」

今回の私が踊るダンスの中で、一番ダンスらしくて、私は好きです。

稽古中はミュージカルのプロの方からこうするとかっこよく見える、と教えてもらったり、プロの女優さんから、男役っぽくならずに、私の顔に合ったメイクを教えてもらいました。

初参加でダンスが初めてという人も数人いて、みんなで教え合ったり、本当に温かいカンパニーで楽しくて幸せでした。

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