2013年07月

2013.7.31.




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月31日(水)






歩道へと飛び出す夏草蹴りながら






朝出勤したら、昨日のクツアンコウが生け簀から姿を消し、活け絞めになって氷の箱にいたので、がっかりしました。


その代わりにかなり大きな平目と、スミイカが泳いでいました。


今日も地道に売りました。


仕事帰り、歩道に飛び出してきている夏草を蹴ったら、夏の匂い。


仕事帰りにまっすぐゴスペルクワイアの練習へ。


8月25日の「Love&peace」コンサートの練習をしました。


帰り、歩いていたら、久しぶりにFさんを見かけて立ち止まりました。


Fさんはご主人と一緒だったし、さらに、Fさんが立ち話していた相手は、共通の友人Kさん。


Kさんに会うのは本当に何年ぶりだろう。Kさんもご主人と一緒でした。


一気に15年ぐらい遡った気がしました。


女性はいつまでも若い…というより、むしろ美しくなっていましたが、男性は老けたなあ。でも、ロマンスグレーということにしておきましょう。


二組とも、素敵にご夫婦の歴史を重ねてきた、と思いました。


その足でスーパーへ。


今日は決意してプラム(すもも)を買いました。


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私は子どもの頃、長野県に住んでいて、お友だちの家で出されたのか、給食に付いていたのか、ハタンキョウ(巴旦杏)を何回か食べましたが、その甘酸っぱさが懐かしくて、大人になってから、何回かスーパーでプラムとかソルダムとか買ったのですが、スーパーでは大抵1パック6個入りなんですね。


私が食べたいのは、1個なんです。


だから、買ってきた日に1個食べる。家族にも勧めるけれど誰も食べない。


冷蔵庫の野菜室に5個入りプラムのパックが長期間入れっぱなし…


そんなことを何年も繰り返して、ある時遂に夫に指摘されました。


反省した私は、プラムが食べたいという、7月頃の思いをずっと封印してきました。


でも、今日は絶対買うぞ!と心に決めて行きました。


やはり6個入りがほとんどでしたが、今日は4個入りをゲット!


帰って母に声をかけたら、1個付き合ってくれました。


母は「皮は剥くもの」と思っていて、手で一生懸命剥きながら食べづらそうに食べていましたが、子どもの頃に長野県で約2年間暮らした私は、林檎も梨も桃もプラムも、皮ごと食べます。


懐かしい甘酸っぱさが広がり、泣きたいほど感動しました。


ところでスーパーで、もうひとつ買いたいものがありました。


昨日の「たけしのみんなの家庭の医学」では、「やせるホルモンで肥満を解消SP」をやっていました。


「たけしのみんなの家庭の医学」公式ホームページより


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年をとると多くの人が悩まされる肥満。中年太りを解消するには厳しい食事制限や運動が必須と思われてきたが、近年の研究で、そんな【やせる努力をしなくても、やせられる物質が存在する】ことが判ってきた。どんな人の身体にも存在し 無理なくやせられる その夢の物質は、GLP-1 !


この正体とは一体?そして身体の一部を刺激して、GLP-1を上手に出す方法とは!?


さらにGLP-1を多く出すマル秘食材を毎日食べている町が山形県にあった!地元の名物料理にも使われている、そのマル秘食材とははたして…?


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そのマル秘食材を買いに行きました。


食べて、太りにくいホルモンを増やしたい、という気持ちももちろんありましたが、


「そう言えば、最近食べてないな。」


と懐かしくなり、昔は好きでよく食べていたなあ、と思い出して食べたくなったのです。


ところが!


あな、恐ろしや!


テレビの力。


そうよね。納豆がスーパーから消えたとか、バナナが消えたとか、よくある社会現象じゃない。


缶詰の棚から、あの缶詰だけ、綺麗になくなっていました。


ところが!


盲点がありました。


缶詰の棚ではなく、違う階のお惣菜コーナーの一角に、何種類かの缶詰がちょっとだけ積まれていて、そこにあの缶詰もいくつかありました。


私は1個しか買いませんよ。


きっとTVを見て買いに来た人は、買い占めしたんじゃないかなあ。


私は夕食にビールを飲みながら懐かしい味を堪能し、やっぱり美味しかった、と再確認して幸せでした。


なんで最近食べてなかったか、分かりました。


缶詰はあくまで非常食、という観念があるんですね。


若いときは、今ほどお惣菜も売ってなかったし、松家もなかったから、疲れた時、台風や雪の予報の時、また、金のないときのために金のあるときに、缶詰を買っておいたんですね。


それで思い出しました。東日本大震災の後、非常食にと2、3個買っといたよ、確か。


あっ、でも、「希望の缶詰」だから、実は中味が分からない。


被災した工場から奇跡的に見つかった、ラベルのなくなった缶詰を、震災復興応援のつもりで幾つか買いました。


開けてみなきゃ、中味は分からないけれど、私はあの缶詰だと思っています。


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2013.7.30.




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7月30日(火)



低く飛び駅舎へ戻る夏燕



生け簀にいるクツアンコウはどでんと底に鎮座ましまし、その両脇にぴったり寄り添うコチ。

コチはクツアンコウを岩影と思っているのかな。

なんだか、王様と、両脇に侍る従者みたいだなあ。

クツアンコウはキアンコウと比べ、鍋にすると落ちるそうです。

なぜならば肝の味わいがもう一歩足りないからだそうです。

でも身も皮も、ヒレも、どこをとってもキアンコウに負けず劣らずに美味しいそうです。

今日の魚屋さんでは、若い男子たちが、私の説明が上手いからと、生シラスと一本釣り鰹を買ってくれたり、シイラの切り身をためつすがめつ眺め、量が多くて食べきれない、という方に、シイラの味噌漬けを試食してもらったら、シイラの味噌漬けを買ってくださったりと、爆発的には売れないけれど地道に売りました。

東洋系の男性で、シコイワシの食べ方の説明を英語でしてほしい、という方がいて、漁師さんの奥さんRさんが手伝いに来てくれていて、私に「英語出来る?」と聞くので、親指と人差し指で5ミリ作って見せて、取りあえず選手交替。

シコイワシの食べ方…

「レア、ディープフライ、それから…」

フードプロセッサーで砕いてつみれにする、と言いたかったのに、フードプロセッサーが出てこない。

「チョップ、チョップ、ミートボール」と、ジェスチャー混じりで言ったら、分かったみたい。

その人は買いたかったのに、奥さまが嫌がって商談不成立。面倒な調理をするのは奥さんだからでしょう。

今日はパートの私たちが上がった後、夜は若大将一人になってしまうので、Rさんが、

「大丈夫なの?」

と聞くので、私は、

「若大将は私たちが帰ると、八本ぐらい手がニューッと出て、チャッチャッチャーとこなしちゃうんですよ」

と言ったら、

「千手観音みたい」

と受けたし、若大将も否定しませんでした。




2013.7.29.




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7月29日(月)






日暮やいつもの裏道違ふ顔






ジャズの街で、雨が降ろうが照ろうが風が吹こうがサックスを吹き続ける男。


春に来たときはピンクの花に囲まれていましたが、今日は黄色の夏の花にかしずかれていました。


黄色の花は、ルバキアだと思います。


ブロンズジャズマン、ちょっとお腹が出ている…


傘の手放せない一日。


昼間から女子会。


ランチから生ビールに芋焼酎。


二次会はカフェラテ。


三次会は芋焼酎ボトル。


いやはや、盛り上がる。


いたいけな少年だと思っていたY君が刺青だらけだと知ったり、私が眼鏡を取ると外人さんみたいで素敵だから、いつもとってたら、と言われたり。


そうだね。眼鏡かけてると、生の感情を隠せて便利かも。


お開きになってから、昨日の筋肉痛が辛いので、EXILEが宣伝しているエアサロンパスを買いました。


裏道ウォーカーして、パンを買って帰りました。


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2013.7.28.




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月28日(日)






地を這ひて蹴られ飛び立つ夜の蝉






朝、お稽古へ向かう道。


乗り換えのために駅から外へ出るとそこは橋になっていて、橋の下から生えている木が私のすぐ横に。


耳元でみんみん蝉(複数)が鳴きたてるうるささよ。


今日も朝10時から夜9時半までの長い稽古。


基礎訓練(ストレッチ、エクササイズ、呼吸、発声、滑舌)の後、ショーのオープニングをじっくりやりました。


衣装を着けて踊ってみたら…おっと、ネタバレになるので詳しくは書けませんが、衣装付きは疲れます。


今日はディープなお稽古が出来ました。いろいろなシーンがますます面白くなりましたよ。


夜は衣装付きで音楽劇の通しをしました。


実際、衣装を着てみると、あれが必要だった、と分かることもありました。


お稽古を終えての後片付けが大変!


仕事を終えてから合流したみおんさんは稽古着で身軽だったため、私たちが衣装をしまうのにあたふたしている間にどんどん備品を片づけてくれました。


ありがとう。みおんさんに足を向けて寝られません。


稽古場を出て歩き始めたら、死にかけていた蝉が、じぇじぇっ!と鳴いて飛んでいきました。


華波さんがTwitterから仕入れた言葉では、あのような蝉は「セミファイナル」と言うそうです。


いや~、疲れました。


家に着いたら、零時を回ってました。




2013.7.27.




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7月27日(土)




荒れ狂ひ轟く深夜の雷雨かな



午前3時過ぎ、突如轟きわたる雷鳴。光った!地面揺れた!

隣の部屋で長女が怖がっている気配がして、思いを共有できているのを確認して安堵。

午前中、ゴスペルクワイアで歌う歌を練習して、公演に使うものの工夫をしたり。

DVDで映画「闇の列車、光の旅」を見ました。

『闇の列車、光の旅』(Sin nombre)は、2009年のアメリカ・メキシコ映画。日系アメリカ人キャリー・ジョージ・フクナガの長編監督デビュー作で、スペイン語作品。

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内容…ネタバレあり。要注意!

ホンジュラスで暮らす少女サイラ(パウリーナ・ガイタン)は、未来のないこの地を捨て、父と叔父と共にアメリカにいる家族と一緒に暮らすことを決める。だがそれは、グアテマラとメキシコを経由する長く危険な旅だった。なんとかメキシコ・チアパス州まで辿り着いたサイラたちは、アメリカ行きの列車の屋根に乗り込む。そこには、同じようにアメリカを目指す移民たちがひしめきあっていた。ほっとしたのも束の間、リルマゴ(テノック・ウエルタ・メヒア)、カスペル(エドガー・フロレス)、スマイリー(クリスティアン・フェレール)のギャング一団が屋根に上がってきて、移民たちのなけなしの金品を強奪。さらにリルマゴは泣き叫ぶサイラに銃をつきつけて暴行しようとするが、以前同じような経緯で恋人を亡くしたカスペルは、手にした鉈をリルマゴに向けて振り下ろし、リルマゴは列車から転落する。組織を裏切ったカスペルには、列車にとどまって旅を続けるしか選択の余地はなかった。そんな彼にサイラは命を救われた恩を感じ、淡い恋心を抱くようになる。ある朝、カスペルがこっそり列車を降りたとき、サイラは父に黙って彼の後を追った。サイラを連れて
かつての仕事仲間の家に向かったカスペルは、車両運搬の積荷に紛れて国境の町へ向かう手はずを整えてもらう。だが目的地への途中、列車で一緒だった男から、サイラの父が国境巡視隊に見つかり列車から転落死したことを知らされる。やがて二人が、川を越えてアメリカへ渡る日がやって来た。「何が何でもお父さんの家族を見つけろ」というカスペルの励ましを受け、川に足を踏み入れるサイラ。カスペルが川岸で見守る中、渡し人の先導で泳ぎだしたサイラは、無事対岸へ辿り着いたかに見えたのだが……。

現代、この空の向こうに、違法な移民の現実や、少年たちを巻き込むギャングの組織が実在することがとても怖い。

夜、隅田川の花火をテレビ観賞中、雷雨、豪雨で中止に。
ドンッと上がってパッと散る…

さすが、江戸っ子の心意気!


















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