2013年04月


2013.4.30.




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4月30日(火)






行く春やゴスペル仲間で酌み交はす






強風と雨で、午前中から昼過ぎまで荒れ模様。


連休の谷間でもあり、今日は魚屋さんに来るお客様は少ない日でした。


それでも、塩茹ですると美味しいシッタカ、身はプリプリ甘くていい出汁の出る亀の手、今が旬の釜あげひじきなど、ガンガン売りました。


サザエもそこそこ売れました。


伊勢海老をお買い上げのお客様のために、今日も青い手袋をして、ギギギと抵抗する伊勢海老を取り出しました。


伊勢海老を刺し身用に捌いた物って、頭と尻尾とピンクの身と、うっとりするほど美しい。


今日は栄螺は大栄螺と、小学生のげんこつぐらいのサザエと、それより一回り小さいサザエがあり、小さいサザエを10個ほど買っていくお客様が多かったみたいです。


小さめのサザエは茹でると美味しい。


春のサザエは海草の新芽を食べるので、サザエの身も柔らかく、刺し身、つぼ焼き、栄螺ご飯など、美味しく楽しめます。


大栄螺は10年ぐらい育った栄螺。


市場では、大栄螺と普通の栄螺は別々に競りにかけられるそうです。


普通の大きさのサザエと大栄螺が生け簀で混在していると、大栄螺が岩のようにしか見えないので、大栄螺を積み上げてタワーにしました。


時々、大栄螺が脱走してますけど。


今日は漁師さんに、真鯛の見分け方を教えてもらいました。


真鯛は尾ひれの先が黒くメッシュ。目の上にアイシャドウ。


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エラは特に回りと色が変わっていませんが、よく似ている花鯛はエラが赤い。


仕事から帰り、夜はゴスペルクワイア仲間の懇親会。


私は仕事帰りなので遅れて行きましたが、横浜から来たファンキーさんたちに、


「宝塚だ」


「ジェンヌさんだ」


と持ち上げられ、いやいや、それは言い過ぎ、宝塚ファンの方に怒られる。


昔、ゴスペルクワイアメンバーでカラオケに行った時、私がSEX MACHINEGUNSの「ファミレスボンバー」を歌ったことが、またまた話題になりました。


ファンキーさんのAさんに、とても気に入られてしまいました。


今日はファンキーさんのご本尊様がいらしていなくて残念でした。狛犬のSさんの娘さんのダンスのYouTubeを見せてもらいました。


娘さん、ヒップホップとのことですが、ダンスの基礎がしっかりしていてアイソレーションもきちんとできていて、コンテンポラリーみたいでした。


ファンキーさんたちを駅まで送ってから、帰宅しました。





2013.4.29.




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4月29日(月)昭和の日






昭和の日人混み抜けてライブ観に






メリゴ稽古。


いつもの基礎練。


お稽古は裏切らない、という座右の銘?を胸にゴールデンウィークも頑張るメリゴ。


昨日やったところを固めて、衣装の打ち合わせをして。


お稽古を早めに切り上げ、メリゴ新メンバーのみおん嬢のコスプレアニソンライブを観にみんなで渋谷に移動。


ライブハウスで、なんと川崎の芝居仲間にばったり遇いました。


「いと、まほろば」で、同じライブに参加したとのこと。


ゆっきが、


「るろ剣やった」


って。見たかった。


私たちが駆けつけた時、「キャッツアイ」を歌っている四人組のステージでした。


いかにも素人芸ですが、面白い。


何故面白いのか。


ステージ上の面々が、恥ずかしがらず茶化さず、なりきっているから。


また、観客のノリもよく、みんなが受け入れている。


勉強になります。


もう少し、手の振り方を合わせればもっとよくなるのに。


その後が、我らがみおん嬢。


一人舞台装置衣装で登場し、圧倒的実力で君臨。


歌も上手いし、踊りも艶やか。すごい衣装なので、踊りといっても身のこなし、みたいな感じですが、衣装がひらひらバサバサ揺れて、かなり踊っているように見える。


テキーラサンライズ一杯で盛り上がり、初めてのアニソンライブに紛れ込んだのに、まるで常連であるかのように手を振り声援を送ってきました。


いやあ、楽しかった。


タリーズで衣装の打ち合わせをする娘役さんたちの横で、甘いものを食べて余韻に浸った男役二人でした。


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ゆりさんは帰ったら衣装作りをすると言ってましたが、私は帰ったら寝ます。


副都心線と東横線が繋がって、渋谷の駅が分かりづらくなり、ぐるっと一周しちゃいました。


東横線は地下が入り口になったんだ。




2013.4.28.




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4月28日(日)






稽古場の窓は若葉の海となる




メリゴ稽古の日。


ゆりさんは昨日は15時間寝たとか、華波さんはジムに行けなかったとか、紗蘭は夕べ首回りが冷えたとか言いながら、各自自分の体と相談しつつのストレッチタイムに、雑談が花咲きました。


アショカ王の話、真夏に深紅のベッチン上着でバーベキューを焼いてムッシュと呼ばれたダンサー(男性)の話、ゴッドハンドの守口大根土産の話、栃木の人気の出ないゆるキャラ、ミルヒーの話、などなど。


エクササイズで風に飛ぶ銀杏の葉を見て、


「私は銀杏!」


と、突如フェアリーモードにスイッチが入ったゆりさん。


フロアワークで、


「新緑を渡る風になる」


というテーマを私たちに課したのでした。


果たして、私たちは新緑を渡る風になれたのでしょうか?


絵手紙の俳句、書き間違えました。


本当は、






新緑を吹きわたる風になり踊る






が正解です。


今日は新曲、といっても、前に出てきた歌の別バージョンにハモリをつけるという大作業をしました。


その後は、先週付いた私の振り付けの確認や、前に付いていた振りの変更をやり、最後にハーフ通しをやりました。


終わったら、みんなでつつじ祭りを見に行きたいね、という話も出ましたが、つつじ庭園は16時半で閉門してしまうそうです。残念。


今日はみんな、


「早く寝る」


と、さっさと帰りました。


明日も稽古です。



2013.4.27.




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4月27日(土)






日の眩し大型連休突入す






さあ、いよいよゴールデンウィーク。


今日から5月6日までは、私が働いている魚屋さんは朝9時から夜7時までの営業。


いつもより1時間早く始まります。


1時間早く来るようには言われていませんが、いつもより一本早い電車で行きました。10分早いだけですけど。


バーベキューの食材を前面に出すとのことで、サザエとアオリイカと、自家製アジの一夜干しに「バーベキューにオススメ」という手板を付け、生シラスも「浜で食べると最高!」と言いながら、醤油と生姜を付けました。


しかし、バーベキュー買い出しは朝の内だけで、あとはファミリーといつものお客様。


せっかく朝9時から開店しても、浸透していないみたいでバーベキュー買い出し部隊以外はほとんどお客様の姿が見えない。


今日は朝から生シラスが来て、暫くすると漁師のまさし君が、大量のサザエと蛸と真イワシとシコイワシ、コショウダイやカワハギなどを持ってきました。


マンボウも二匹。


今日は生シラスもどんどん売れ、マンボウも完売。


マンボウはリピーターさんが2パックも買ってくれたのが嬉しかった。


マンボウの刺身はあっさりした白身で、食感的にはホタテ貝に似ていて弾力があり、肝に絡めて食べると美味しい、と説明を聞いて買ってくれるお客様もいて、説明しがいがあって嬉しい。


立派な金目鯛の開きは目を引き、5000円という値段も話題にしながら通りすぎていきますが、「見せる」「適当な仕事はしていない」(この場合は、やっつけ仕事の意味の適当です。当意即妙ではありません)ところを前面に出しました。


でも、朝捕れマイワシは1尾20円だし、シコイワシ1袋(300グラム)は100円。


大量にサザエが来てからは、サザエを5個、10個まとめ買いするとお得な設定にしました。


若大将が、2パックを「ふたパック」、1パックを「ひとパック」と言っているのを聞き、若い人でもきれいな日本語を使うんだなあ、と感心。若大将は29歳、3児の父。K市の有名な魚屋さんの跡取りさんなので、厳しく育てられ、今は外に修行に出ているところなんだな。




伊勢海老を三匹、お買い上げのお客様のために、青いゴム手袋をして、伊勢海老を笊へ移しましたが、ギギギと鳴いて抵抗。超音波みたいな振動を起こしてました。


伊勢海老、恐るべし。


それでも私の掌中。


カワハギ君はキューキュー、バタバタ。顔にも半纏にも海水が飛びかかってきます。


コショウダイは挑戦しましたが、素早いだけでなく、トゲがあるので手を怪我するよ、と、結局まさし君が取ってくれました。


今日は15時に上がり、賄い(今日はチキンカツ)を食べてから帰りました。


夕刻、国立のギャラリービブリオに、夢見る人魚たちに会いに行きました。


「人魚の夢 山田勇男 幻想画展」(写真は東京新聞の記事)


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探偵さんみたいな大きな虫眼鏡を借りて、細密画をじっくり見てきました。


絵手紙は、見た上での私のイメージで、図録を見たりして描いたものではありません。


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細密画は、まるでお米にお経を書くみたいな…


どんなペンで描いているんだろう。


髪の毛一本一本、ウロコ1枚1枚。


後ろ姿がセクシー。セビレと思われるシミチョロ(死語?)みたいなものと、臀部の膨らみと、背中のチャックみたいな石榴みたいな…


あっ、あまり書きすぎちゃダメかな。


なにしろ背中が妖しく艶っぽい。


窓の向こうにもうひとつの世界…まるで鏡の国のアリスみたい。


今日は手土産(職場の物と、ギャラリービブリオの絵)を持っていき、喜んでいただけたみたいです。


夜は初めての、都内にこんな安いビジネスホテルがあったんだ!とびっくりのホテルに泊まりました。


この前泊まった女性も泊まれるカプセルホテルと同じ値段なんて!


(楽天トラベルで女性が泊まれて予約できるのは24時間ステイコースで高いのしかなかったせいではありますが)


トイレと風呂が共同で、風呂は順番制ですが、チェックインした10分後には入れました。


なんだか、東海道や中山道を歩いていた時に泊まった旅館みたい、と思いながら風呂に入りました。


カプセルホテルと違うところは、イヤホンしなくてもテレビが見られる。荷物を置くのが楽々。ロッカー室まで行かなくてもコートが掛けられる。食べ物持ち込みOK。携帯電話の充電が出来る。


予約するとき、お客様によるレビューを読んだら、外の音が気になって眠れなかった、という声もありましたが、私は疲れていてぐっすりでした。



2013.4.26.




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4月26日(金)






小魚に栄螺に法螺貝春の膳






今日の魚屋さん。出だしはお客様が少なくて手持ち無沙汰で、お客様のいない空間に向かってしきりに呼び込みやってましたが、途中から波の満ち引きのように断続的に小ピークが何度もあり、結構忙しくなりました。


マンボウが二匹も来ました。悲しげな目でした。


生シラスの沖漬けや釜あげひじき、マンボウのお刺身を説明を聞いて買ってくださるお客様が増えてきて、働いている喜びヒシヒシ。


生シラスの沖漬けは、捕れたてピチピチの生シラスを船の上でタレ(醤油、味醂、酒)に漬け込んだもの。生きている生シラスはタレを飲み込むので、味が染みます。


2、3日はプリプリ。だんだん熟成され、ドロッと塩辛のようになり、味が変わってきます。


マンボウはあっさりした白身の刺身で、食感はホタテ貝の刺身に似ています。肝に絡めて食べると美味しい。


この前ホラ貝とカワハギを買ってくださったお客様にマンボウをオススメしたら、買ってくださいました。


帰って、衣装作りの続き。


襟を付けるのはいつもながら大変。


今夜のメインは、夕方半額になった「サザエとホラ貝の刺身」の予定でいたら、小さな魚(シコイワシの小さいの)を山ほどいただき、帰って佃煮を目指して煮ましたが、佃煮は難しい…


大きな鍋いっぱいに小魚の煮物が出来ました。


更に、少し残しておいた小魚をオリーブオイルで炒めて塩胡椒して…


あとはサラダ。


ビールを飲みながら贅沢な夕食。

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