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3月2日(日)



杉花粉一日鼻かむ稽古の日



この絵手紙を描いたのは大分前で、毎日いろいろ話題に事欠かないのでずっとアップしていませんでしたが、2月22日(土)に国立市のギャラリービブリオに行って「ガロ系の表現者たち3」を見てきた時、南伸坊著「ねこはい」(写真2)と、丸尾末広著「夢のQ-SAKU」(写真3)の二冊を買ってきました。

購入した時、ギャラリービブリオ店主、蕃茄山人さんが、「ねこはい」は、

「これはいい本ですよ」

と絶賛。

「ねこはい」は、南伸坊がねこの気持ちになって猫の視点で書いた俳句の絵本。

私が好きなのは、



「いちめんのねこじゃらしなりわれひとり」(「ねこはい」より)



「こおろぎのなにかいうらしそれぞれに」(「ねこはい」より)



しんみり、いいわあ 。山頭火を彷彿とさせる。

蕃茄山人さんが「ねこはい」については絶賛したのに、丸尾末広著「夢のQ-SAKU」については敢えて言及を避けたので、なるほどね、と思いました。

確かに帰りの電車で読むには憚れる絵柄。

丸尾末広は江戸川乱歩や夢野久作に影響を受けたとか。

私は絵手紙に描いた、私的には丸尾末広からインスパイアされて描いた絵ですが、男も女も少年もすごく綺麗でエロチックで、好きなタイプです。

ただし、かなりグロいし、下ネタ満載だし、人前で読むのはちょっと憚られます。

ネットで見たら、好き嫌いが相当別れる作家で、

「気持ち悪くてご飯が喉を通らない」

という人もいれば、私みたいに好きな人もいます。

グロいし、ヤバイし、汚い面もあるけれど、私は丸尾末広の絵はシャガールに通じるものがあると思うんです。

シャガールの絵の、裸の美女が空を飛んでいたり、人間と比較するとアンバランスに大きい牛頭がにょきっと生えていたり。

シャガールはエロチックだけど綺麗。

丸尾末広も汚いところは彼の魂の吐露で、美しいものを描いている、描ける人です。

昔、江戸川乱歩の「芋虫」の漫画を読んだことがあり、すごくセンセーショナルで、グロければグロいほど戦争の悲惨さを訴えているのだなあ。それは水木しげるに通じると思いました。

私は自分が昔読んだ「芋虫」は丸尾末広が描いたのだとばかり思っていましたが、今回読んでみて、絵柄が違います。

調べたら、石川球太も「芋虫」を描いているとのこと。

でも、石川球太とも絵柄が違う。

どなたか他に「芋虫」を描いた人を知っていたら教えてください。

なんだかね、手塚治虫じゃないかと私は勝手に思っていたのですが、違うみたい。