2009.1.31.




18961445_1768634145_1large~2




川崎インキュベーター合同公演「80日間世界一周と三ヶ月」稽古日。

今さら思ったのですが、三ヶ月は約90日だから、80日より長いんだなあ。80日と三ヶ月とあった時、80日がメインで三ヶ月はオマケの気がしたけど、実は80日より三ヶ月の方が長い。

80日で世界を一周する予定の父の足跡をたどり、捜索する時間も含めて三ヶ月、と計算したんだな、パスパルトは。

「あなたはやっぱり父さんの息子ね」

さて、フィリアス・フォッグの息子、パスパルトが今回の主役ですが、その母、アウダ役をいただきました。

この一週間、島倉千代子をベースに本読みをしてみたのですが、今日の稽古で演出のS氏に、「芝居が古い。新劇みたいだ。年齢が違う人が母親役をやるときに、そういうしゃべり方をする。もっとふだんのしゃべり方で」と、早速ダメがでました。

普通のしゃべり方、と言われて舞い上がり、早口になり、つっかえる、噛む、最悪。

マイミクのミキミキさんに、「もう少しゆっくり話すと噛まない」とアドバイスいただきました。

ゆっくりめに話すと「古い」と言われそうだし…

緊迫感を出すと早口になり勝ちだし。

要練習です。

しっかり息子を見て、息子にかけてやって。

余談ですが、パスパルト役のT君は、10年前一緒にファミレスで働いていたHT君に似ていて、顔を真正面から見たら、なおさら似てる、と思いました。HT君は背は高くなかったけど。

「言葉が乱暴。母親としての愛情、やさしさを出して」

「大切な物への特別な思いをプラスして」

「大変な決意をしてしまった息子をいたわる気持ちを出して」

「旅立つ息子へかけてやる言葉は、やさしさ、愛情だけではない。自分の子どもが旅立つと想像してみて」

沢山の宿題をいただきました。

旅立つ息子へかけてやる言葉…長男が中1の時、一人でフィンランドに行った朝のこと、高校生の時シベリア鉄道の旅に出た時、学生時代、アジアやアフリカに行った時…

アフリカでは、日本大使館のない国でパスポートとお金を盗まれて、帰国するのが大変でした。

いろいろ思い出されます。

長男がそんなだったから、次男が青春18きっぷで何日も帰ってこなくても、全然気にならなくなってしまった。

パスパルトの旅立ちにかけてやる言葉は、フィンランドとシベリア鉄道を思いだそう。